数年ぶりに多肉植物。エケベリアのセトーサ。

まだ日本にいた頃、少し多肉植物を集めていたことがありました。

多肉植物、と言うと本来はアロエやサボテンも含むのかもしれませんが、私はトゲの付いてない多肉植物が好きです。

(サボテンってトゲトゲしてて扱いにくいし、見た目も多肉と比べて可愛くないのであまり好きじゃありません。同族嫌悪というものでしょうか。)

 

今日、買いたいものがあってホームセンターに行ったのですが、買うつもりのなかった多肉植物をつい買ってしまいました。

この毛……!最初見たときはトゲかと思って恐る恐る触りましたが、トゲじゃなくてホワホワの毛なんです。なんだか雪の結晶みたい。可愛い。

 

名前が書かれていなかったので正確なところは分かりませんが、「多肉植物 毛だらけ」などで検索した結果、エケベリアのセトーサ(Echeveria setosa)という種かな、という結論に達しました。

 

多肉植物もゆくゆくは水耕栽培で育ててみたいのですが、水がないところから来ました、と言いたげなこの子が水耕栽培でちゃんと育つのだろうかという疑問があってなかなか水耕栽培には踏み切れそうにありません。

枯れたら悲しいし。

 

と言いつつ、諦めきれずにWikiを読むと、エケベリア属は中南米原産の植物が多いらしいので、案外水の多いところでも大丈夫なのかな、と思ったりもしました。

 

しかし何気なくエケベリア、セトーサのWikiを見るとメキシコの半砂漠地帯の植物だと書かれていました。水耕栽培はやはりやめておこうと思います。

 

以下、ホームセンターで見かけた多肉植物たち。

pachyphytum compactum(パキフィツム コンパクツム)

葉っぱがカットされた宝石のような多面体できれいで、すごく欲しくなりました。

しかし鉢が大きい分値段も少し高かったので諦めました。でもやっぱり買いに行ってしまいそう……。

 

Fenestraria rhopalophylla(フェネストラリア ロパロフィラ)

「地球外からやってきました」と言いたげな謎の見た目。ですが砂漠で動物が水分補給するためだけに存在していそうな見た目でもあります。(調べると野性では砂に隠れているみたい。やっぱり不思議)

 

これも欲しかったのですが、葉がしなびているようだったのでやめました。検索していると「育てるのが難しい」と書かれているのを度々目にしたので、やはり買わなくて良かったかも。

 

Agave victoriae-reginae(ササノユキ)

何の気なしに葉を触ってみて驚きました。すごく硬くて木みたいでした。

家に帰って画像検索してみてさらにビックリしたのは、50cmくらいに成長した写真が出てきたことです。栽培されているものはそこまでは大きくならないようですが、大きいのも見てみたいな。

 

Lithops "lebender Stein"(リトプス)

種名までは分からず。独語では「生きた石」と書かれていました。

 

「生きた石」と表現される通り石のような見た目。

なんだかおいしくなさそうだな、などとそもそも食用でない植物に対してちょっと失礼なことを思ったり。

 

郊外に多肉植物やサボテンの専門店があるらしいので、近々行ってみようと思います。

イケアのカイワレクレソン栽培セット。IKEA、FRÖER。

カイワレ大根が食べたいな、と思っていたのですが偶然IKEAでFRÖERというクレソン栽培セットを見つけて買ってきました。

クレソンとは…

クレソンはオランダガラシとも呼ばれる植物で、大根と同じくアブラナ科の食用植物。成長した葉をサラダなどで食べることも多いようですが、カイワレ大根みたいにスプラウトとして食べることもできるようです。

 

クレソンは環境省の作成した要注意外来生物リストに含まれています。繁殖力が強く、安易にゴミを庭に捨てたらそこから大繁殖してしまった、ということにもなりかねないので、食べ終わった後のクレソンの処分にも気を付けた方が良さそうです。

 

スプラウトの育て方

栽培方法はいたって簡単。種をまいて、水を切らさないようにするだけ。

 

アブラナ科の植物は光発芽種子(発芽の条件に光の照射がある植物)なので、特にカバーをしたりしませんでした。

 

種をまいた次の日にはもう根が出ていて、

下の水を入れている容器を定期的に洗ったり、水を足したりして1週間ほどで収穫できるくらいに大きくなりました。

10日目の様子。

 

 (調子に乗って動画まで作りました……しかも画質が悪い)

 

カイワレクレソンの味

収穫したカイワレクレソン。

 

根っこごと引き抜いて収穫したのですが、根っこに付いた種のカラが取りにくかったので、はさみで切ってしまった方が良かったかもしれません。

 

生ハムを巻いて食べてみました。

 

カイワレ大根に比べてカイワレクレソンの方が辛さが効いている気がします。カイワレ大根に比べてどことなく洋風の味でおいしかったです。

 

セットがなくても、湿らせたキッチンペーパーを食品トレーに置いて種をまけば簡単に育つと思います。世話があまりいらないのと、収穫に時間がかからないのも嬉しいところ。種を見つけたらぜひ試してみてください。

怪しすぎる!?植物育成ライトを買ってみました。

私の部屋は一階にあり、直射日光が差し込むことは全くありません。

そもそも冬はかなり日照時間が短いので、植物たちには結構過酷な環境なのかもしれません。

 

先日友人にアザレアをいただいたのですが、いただいた時は葉も茂っていて花もたくさん咲いていたのに、わが家に来てからあっと言う間に元気がなくなってしまいました。

 

水質が悪いのか、水やりの回数が悪いのか、温度か……と色々考えて試行錯誤したものの、どんどん弱っていってしまい。

花や枯れた枝などを思い切って切ってしまったらかなり無残な姿に。

(切る前後の写真)

 

写真にも写っていますが、まだ緑色の葉がパラパラと落ちるんです。

緑の葉が落ちる理由を調べていると『日照不足』が原因として挙げられているのを読みました。

 

私はこれから水耕栽培をしようと考えているのもあり、日照不足はアザレアにとってだけでなく他の植物にとっても良くないと思うので、植物育成ライトを購入することにしました。

 

今回買ってみたのは四角くて上から吊るす45Wのタイプ。

 

色が怪しすぎる……。

枯れかけのアザレアがこれで元気になってくれると嬉しいです。

 

今日、同じマンションの人の郵便物を預かったのですが、その人が荷物を取りに来て開口一番

 

「きれいなライトねぇ。外からよく見えるわよ~」

私「えっ、あ、あれは植物用なんです」

(怪しいピンクの光が私の趣味だと思われたくない)

「すごくきれいよ~」

私「いや、でも、植物用なんで……」

 

という出来事がありました。

確かに怪しいピンクの光が外からも見える……。

どうにか隠せないかな?と考え中です。

ちょっと本気の家庭菜園計画。IKEAの水耕栽培セットを買ってきました。

今年の目標のうち「運動する」というのは一番最初にリストアップしたにも関わらず新年早々破りました。(まだ週が終わっていないのに過去形にしている時点で……。)

 

しかし、11個も上げた目標のうち10個目の目標、『植物を育てる』は達成できそうです!結局やりたいことしかやらない私。

というわけでIKEAとホームセンターに行ってきました。

 

IKEAの水耕栽培セット、VÄXER

以前イケアで見かけたときは水耕栽培セットだと思わなかったのですが、調べたところ水耕栽培セットでした。

VÄXERの栽培セット(写真下、4ユーロ)

液肥(写真右上、0.5L,4ユーロ)

はさみ(割引になっていたので衝動買い)

スポンジ(ホームセンターで購入。植物の固定に使う)

 

下はドイツIKEAによる動画。説明などは特にないのですが、水と液肥だけで植物を育てている様子が見られます。

動画に出てくる発芽セットと砂は買いませんでした。発芽セットなんて多分食品トレーで十分だし、砂よりスポンジの方が楽そうなので……。

 

IKEAの液肥とハイポニカの違い

ハイポニカというのは日本で一番よく使われている水耕栽培用の液体肥料です。私も以前水耕栽培をしていた頃に使っていました。(500倍に希釈して使う、とかなので全然なくならず、たぶんまだ実家にあります……)

 

ハイポニカはA液とB液に分かれているですが、IKEAの液肥は1つだけ。

調べてみるとハイポニカのA液は普通の液肥、B液はカルシウムなどを補うためのもので混ぜると沈殿してしまうため別々になっているそう。

 

一方IKEAの肥料の内容成分を見てみてもカルシウムは含まれていません。

推測ですが、IKEAの本拠地スウェーデンや私が住んでいる国は水道水が硬水なのが関係しているのかな?と思います。硬水だと含まれているカルシウム量が軟水に比べて多いので、カルシウムを足さなくても大丈夫なのかな……?と。

 

もしそうだったら水道水が軟水の日本でこのキットが発売されていない理由も説明がつきますし。

 

内容成分に書いてないだけかもしれないし、軟水と硬水のカルシウム含有量の違いがそんなに多いとも思えないので、本当のところは分かりませんが……詳しい方、ぜひ教えてください。

 

育てる予定の種

左から

ハーブミックス

アジアサラダミックス

ほうれん草

です。

 

すごく迷ってこの3つにしました。

ハーブミックスの内容は、

バジル、ディル、細いネギ、パセリ

セイボリー(木立薄荷)、チャービル、マジョラム、レモンバーム

の8つ。ちなみに上がパッと見て分かったもので、下が分からなかったハーブたち。

 

分からなかったハーブたちは使い方も知らない……。セイボリーにいたっては名前も知りませんでした。何?セイボリーって。

後、パセリって書いてあるけれど、写真を見る感じイタリアンパセリじゃないのかな?と思っています。普通のパセリの方が好きだけれど、あまりドイツで見かけない気がします。

 

アジアサラダの方は、そもそもMizunaとKomatsunaは日本語だし、水菜、からし菜(Red Giant)、小松菜(Green Boy)……までは分かるのですが、Misomeって何だろう??

と思って調べたら「みそめ」という名前の野菜があるんですね!チヂミナの品種みたいです。チヂミナもミソメも知らなかった~。パクチョイみたいな感じなのかな?

楽しみです。

 

それからほうれん草。

肉厚なタイプっぽいのを買ってみました。わくわく。

ほうれん草って茹でるだけで美味しいから食べたかったんだけれど、土を取るのが面倒なので全然食べてませんでした。上手く育つと良いな。

 

水耕栽培とは

水耕栽培、と言うとヒヤシンスなどの水栽培を想像される方もおられると思うので、ここで水耕栽培を私が解説してあげましょう。(唐突に上から目線)

 

↓こちらは水栽培。

 

水耕栽培とは、植物が育つのに必要な栄養素を水に混ぜて、その水に植物の根が浸かるようにして植物を育てる方法です。土は一切使いません。(上から目線のくせに説明下手……)

 

なんだか「未来の農業」って感じがしませんか?

 

とはいえ結構前から実用化が進んでいるようなので、みなさんが普段食べているお野菜も実は水耕栽培で育てられた野菜だったりするかもしれません。

 

水耕栽培の利点の1つは土を使わないので、虫が付きにくいことです。室内で栽培をしていたら虫が付く確率はかなり減ります。

つまりカビや病気にならなければ、農薬も必要ありません

もう1つの利点は、根っこや葉の隙間に土が入り込まないので野菜を洗うのが楽、ということです。

 

生産者の方の視点から見たらもっと利点はありそうですね。

天候に依存しないし。

あまり思いつきませんが、例えば塩害や干害などで、土壌での植物の栽培が難しい場合などでも水耕栽培なら土を利用しないので関係ありません。

 

放射線汚染のある地域とかの場合ってどうなんでしょう?

完全にハウス栽培にして、水と空気はフィルターか何かで除染して……とかできるのか分からないけれど。もしできたら放射線レベルが高すぎて住めない星での食料供給が可能になったりとか?そこまでして他の星に行かなきゃいけない頃には誰も生きてなさそうだけど……。

 

上手く育つといいな。

上手く行けばイチゴとトマトも水耕栽培したいな、と画策しています。

後、お花も気になるんだけれど、あまり気に入る花がなかったので考え中です。

そもそも花の水耕栽培ってあまり聞かないけれど、どうなんでしょう?

 

それから植物育成用のLEDライトと養液を循環させるための装置(エアポンプとか?)も導入するつもりです。

 

イチゴとトマトを水耕栽培するとなるとイケアのセットでは無理があるから、なにか自作しなきゃいけないだろうし……。

 

 

私が昔水耕栽培にはまったのは、新聞か何かで「水耕栽培」という言葉を見かけて、検索したら木みたいになったトマトの画像が出てきたのがきっかけでした。

 

土での栽培ではありえないその光景に、農業の未来を見たような感じがしました。

 

7年前から水耕栽培を人に勧めてまわっているのですが(その割に自分は長らくやってなかった)、未だに水耕栽培をしている人が周りにいません。

 

わざわざセットを買わなくても、ペットボトルと液肥だけで始められますし、逆に凝ろうと思ったら結構色々できるし(目指せ工場建設)、農薬の掛かっていない新鮮な野菜が食べられるし、趣味としてみなさんもどうでしょう??