ちょっと本気の家庭菜園計画。IKEAの水耕栽培セットを買ってきました。

今年の目標のうち「運動する」というのは一番最初にリストアップしたにも関わらず新年早々破りました。(まだ週が終わっていないのに過去形にしている時点で……。)

 

しかし、11個も上げた目標のうち10個目の目標、『植物を育てる』は達成できそうです!結局やりたいことしかやらない私。

というわけでIKEAとホームセンターに行ってきました。

 

IKEAの水耕栽培セット、VÄXER

以前イケアで見かけたときは水耕栽培セットだと思わなかったのですが、調べたところ水耕栽培セットでした。

VÄXERの栽培セット(写真下、4ユーロ)

液肥(写真右上、0.5L,4ユーロ)

はさみ(割引になっていたので衝動買い)

スポンジ(ホームセンターで購入。植物の固定に使う)

 

下はドイツIKEAによる動画。説明などは特にないのですが、水と液肥だけで植物を育てている様子が見られます。

動画に出てくる発芽セットと砂は買いませんでした。発芽セットなんて多分食品トレーで十分だし、砂よりスポンジの方が楽そうなので……。

 

IKEAの液肥とハイポニカの違い

ハイポニカというのは日本で一番よく使われている水耕栽培用の液体肥料です。私も以前水耕栽培をしていた頃に使っていました。(500倍に希釈して使う、とかなので全然なくならず、たぶんまだ実家にあります……)

 

ハイポニカはA液とB液に分かれているですが、IKEAの液肥は1つだけ。

調べてみるとハイポニカのA液は普通の液肥、B液はカルシウムなどを補うためのもので混ぜると沈殿してしまうため別々になっているそう。

 

一方IKEAの肥料の内容成分を見てみてもカルシウムは含まれていません。

推測ですが、IKEAの本拠地スウェーデンや私が住んでいる国は水道水が硬水なのが関係しているのかな?と思います。硬水だと含まれているカルシウム量が軟水に比べて多いので、カルシウムを足さなくても大丈夫なのかな……?と。

 

もしそうだったら水道水が軟水の日本でこのキットが発売されていない理由も説明がつきますし。

 

内容成分に書いてないだけかもしれないし、軟水と硬水のカルシウム含有量の違いがそんなに多いとも思えないので、本当のところは分かりませんが……詳しい方、ぜひ教えてください。

 

育てる予定の種

左から

ハーブミックス

アジアサラダミックス

ほうれん草

です。

 

すごく迷ってこの3つにしました。

ハーブミックスの内容は、

バジル、ディル、細いネギ、パセリ

セイボリー(木立薄荷)、チャービル、マジョラム、レモンバーム

の8つ。ちなみに上がパッと見て分かったもので、下が分からなかったハーブたち。

 

分からなかったハーブたちは使い方も知らない……。セイボリーにいたっては名前も知りませんでした。何?セイボリーって。

後、パセリって書いてあるけれど、写真を見る感じイタリアンパセリじゃないのかな?と思っています。普通のパセリの方が好きだけれど、あまりドイツで見かけない気がします。

 

アジアサラダの方は、そもそもMizunaとKomatsunaは日本語だし、水菜、からし菜(Red Giant)、小松菜(Green Boy)……までは分かるのですが、Misomeって何だろう??

と思って調べたら「みそめ」という名前の野菜があるんですね!チヂミナの品種みたいです。チヂミナもミソメも知らなかった~。パクチョイみたいな感じなのかな?

楽しみです。

 

それからほうれん草。

肉厚なタイプっぽいのを買ってみました。わくわく。

ほうれん草って茹でるだけで美味しいから食べたかったんだけれど、土を取るのが面倒なので全然食べてませんでした。上手く育つと良いな。

 

水耕栽培とは

水耕栽培、と言うとヒヤシンスなどの水栽培を想像される方もおられると思うので、ここで水耕栽培を私が解説してあげましょう。(唐突に上から目線)

 

↓こちらは水栽培。

 

水耕栽培とは、植物が育つのに必要な栄養素を水に混ぜて、その水に植物の根が浸かるようにして植物を育てる方法です。土は一切使いません。(上から目線のくせに説明下手……)

 

なんだか「未来の農業」って感じがしませんか?

 

とはいえ結構前から実用化が進んでいるようなので、みなさんが普段食べているお野菜も実は水耕栽培で育てられた野菜だったりするかもしれません。

 

水耕栽培の利点の1つは土を使わないので、虫が付きにくいことです。室内で栽培をしていたら虫が付く確率はかなり減ります。

つまりカビや病気にならなければ、農薬も必要ありません

もう1つの利点は、根っこや葉の隙間に土が入り込まないので野菜を洗うのが楽、ということです。

 

生産者の方の視点から見たらもっと利点はありそうですね。

天候に依存しないし。

あまり思いつきませんが、例えば塩害や干害などで、土壌での植物の栽培が難しい場合などでも水耕栽培なら土を利用しないので関係ありません。

 

放射線汚染のある地域とかの場合ってどうなんでしょう?

完全にハウス栽培にして、水と空気はフィルターか何かで除染して……とかできるのか分からないけれど。もしできたら放射線レベルが高すぎて住めない星での食料供給が可能になったりとか?そこまでして他の星に行かなきゃいけない頃には誰も生きてなさそうだけど……。

 

上手く育つといいな。

上手く行けばイチゴとトマトも水耕栽培したいな、と画策しています。

後、お花も気になるんだけれど、あまり気に入る花がなかったので考え中です。

そもそも花の水耕栽培ってあまり聞かないけれど、どうなんでしょう?

 

それから植物育成用のLEDライトと養液を循環させるための装置(エアポンプとか?)も導入するつもりです。

 

イチゴとトマトを水耕栽培するとなるとイケアのセットでは無理があるから、なにか自作しなきゃいけないだろうし……。

 

 

私が昔水耕栽培にはまったのは、新聞か何かで「水耕栽培」という言葉を見かけて、検索したら木みたいになったトマトの画像が出てきたのがきっかけでした。

 

土での栽培ではありえないその光景に、農業の未来を見たような感じがしました。

 

7年前から水耕栽培を人に勧めてまわっているのですが(その割に自分は長らくやってなかった)、未だに水耕栽培をしている人が周りにいません。

 

わざわざセットを買わなくても、ペットボトルと液肥だけで始められますし、逆に凝ろうと思ったら結構色々できるし(目指せ工場建設)、農薬の掛かっていない新鮮な野菜が食べられるし、趣味としてみなさんもどうでしょう??