海外旅行の前にスリ・盗難対策を!実際にあった盗難やスリの手口5つ

「私は大丈夫」私もそう思っていました。しかし大丈夫ではありませんでした。

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注意喚起のために、私が体験したまた知り合いが体験したスリや盗難の手口を一挙公開したいと思います!

日本人は狙われやすい!?

先日、日本に帰ったときカバンを無造作に置きっぱなしの人が普通にいて(たぶんそれが普通?)少しハラハラしました。海外で見かける日本人っぽい観光客の方も、床にカバンを置いてスマホを見ていたりして「危ないなぁ」と一人で思ったりします。

とある国出身の友達が「ここ、ビデオで監視されているので犯罪はやめましょうって書いてある~」と言って指さしたそこには日本語で『貴重品に気を付けましょう』と書いてあったことも……。

耳の聞こえない人のための寄付を頼まれて…

これは私が海外で初めて一人でフラフラしていたときのことです。モンマルトルの丘で私はボーっと眼下に広がるパリの街を写真に収めていました。

その時、中東の女の子が近付いてきました。(人種差別ですが、ここで逃げるべきです)

「耳の聞こえない人のため。署名、お願い」

フランス語ができない私のために英語で話してくれる女の子。少し迷っているとどこから現れたのか数人の女の子がやってきて私を取り囲みました。

女の子が差し出す紙にはすでに数人が署名しているようでした。(恐らくねつ造)

フランス人の男の人がやってきて私に「気を付けなさい」と言いましたが、女の子たちはガン無視で私を囲むように距離を縮めてきました。

署名くらいならいいかな、そう思って名前を書きました。すると

「お金を払って」

そう言われるではありませんか!

「1ユーロでもいいから」

と言われて、まあ1ユーロくらいならいいか?と思って財布を出す私。

財布を出して開いた瞬間、女の子のうち一人が私の財布をパッと触ったように見えました。1ユーロ渡すと、「最低10ユーロから」と女の子が言ってきて、署名した紙にご親切に10€と書いて見せてくれました。

それは、嫌だ…。

そう思ってると、財布を触った女の子が話しかけてきた女の子に何か言って、次の瞬間女の子たちはあっという間にどこかへ消えてしまいました。

「この貧乏人金持ってないよ」(想像)

私は確かお財布に10ユーロか20ユーロ札を入れていた気がしたのですが、なくなっている気がしました。しばらく経ってから、あのとき盗まれたんだろうなぁ…と思うに至りました。それほど鮮やかな手口だったんです。

カードを盗られたわけではないし、そんなに大金だったわけでもないので、まだ良かったかなと思います(負け惜しみ)

海外で「耳の聞こえない人のために、署名してください」とか言ってくる人は無視して絶対に財布を出さないようにしましょう。ドイツでも見かけました。

そもそも最近の署名活動はドイツでもChange.orgとかでインターネット上で行われてます。

電子機器は狙われやすい

これは友達の話ですが、コートのポケットにスマホを入れていたら盗まれたそう。電車の中で妙に体を近づけてくる人がいるな~と思ったらなくなっていたそうです。ポケットに貴重品を入れないようにしましょう。

一緒に警察に行って被害届をもらったら、日本のクレジットカードの保険が携帯代を払ってくれたようです。盗られたのが分かったら、盗られたときの情報などをできるだけ詳しく英語か現地の言葉で説明できるようにして警察へ行き、被害届をもらいましょう

また、違う友達はiPadで音楽を聴いていたら、話しかけられて電車の乗り換えについて質問されたそう。質問した人が駅で降りて彼がイヤホンを着けたとき……イヤホンにつながっていたはずのiPadはもうありませんでした。恐らく質問に気を取られている隙に共犯者が後ろからこっそりiPadを抜き取ったのでしょう。イヤホンをたどればどこにiPadがあるかすぐに分かりますしね…。

電子機器関係はまだまだあります。取りやすくてお金になるので狙われやすいのだと思います。

なんと現金を20万円分!?

これは知り合いが遭ったスリというか詐欺の手口です。

旅行中に写真を撮っていたら、近付いてきた人が

「もっと良い写真撮れるところ近くにあるよ」

と言ってきたそう。(夜だったらしいし、その時点で逃げるべき)

そしてその人が地図を見せてくれて話し込んでいたら、もう一人男がやってきて

「お前ら何してるんだ!?麻薬の取引だろう」

と言い出しました。その男は警察を名乗り、なんと

「持っている現金をすべて出せ」

と言ったそう。

 

警察の制服も着てなかったらしいし、麻薬の取引を警察が取り締まるとかありえるのか!?という街での出来事だし、まずなぜそんな大金を持ち歩いていたのか意味が分かりませんが、彼女は20万円相当のユーロを素直に差し出したそう……。信じられない。

慣れない土地で誰かに話しかけられたら、無視して逃げましょう。十中八九くだらない用事です。

その人が道に迷って困ってるからあなたに話しかけてきたかも?道案内なら外国人のあなたではなく現地の人がします。

カバンは閉めましょう。

基本的な事、というかこの部分は自戒の意味を込めて書いています。

私は普段リュックで出歩いているのですが、チャックを閉め忘れがち!本当に危ないです。

去年の年末くらいに「あれ、ポーチどこに行ったんだろ」と思いつつ探していて、確かリュックの小さい方のポッケに入れていたのにな…そういえばこの前開けっ放しだったことあったよな…もしかして…?と思ったことがありました。

ポーチはその後出てこなかったので多分盗られた可能性が高いと思います。(自業自得)大したものは入れてなかったのですが、写真が入ったUSBがその中に入っていてショックでした。

荷物で席取りをしない。

これは私がスリの一部始終を目撃した話です。ケルンに観光に行って朝早くマックで座って食べていると、男の人が席に荷物を置いてカウンターに注文しに行きました。

すると別の男の人が入って来て席に置いてある荷物を持って普通に出て行きました。えええー。

「あのー、荷物誰かが持って行きましたよ」

とカウンターに並んでいる荷物の持ち主に教えてあげると、思い切り怪訝な顔をされ、それから彼は荷物を置いていた席を見て、すごい勢いで外に走って行きました。

そのマックは駅の出入り口のすぐ側にあり、そこに入って行ったのを見ていたので教えてあげました。

「もっと早よ言え!」(確かに)

男の人に怒られました。しかしあまりに自然に盗んでいったのでスリだとすぐに気付かなかった。

しかもマックの入り口に座ってたホームレスっぽい人のリュックがおじさんのリュックに似てたらしく、その人のリュックを取ろうとして喧嘩になっていた…。

ホームレスの人は私と友達に愚痴るし、おじさんは警察に行った後またマックに戻って来て私達に愚痴るしでワクテカがとまらなか…面倒で大変でした。

「この街は普段こんなに治安が悪くないんだ!」(同性愛者は多いけどね)

まあ、だからこそのんきに荷物をその辺に置いていたんでしょうね。

 

まだまだスリの被害を友達から聞くのでもっと書きたいくらいですが、大体は上に書いたスリの手口と似たような感じなのでこの辺で終わりにします。

私が遭ったのは2つとも少額だったのでまだ被害は大きくありませんでしたが、知り合いの人はお財布を盗られて、クレジットカードを止めたりしないといけなくなって大変だったそう。あとパスポートを取られて困っている人もいました!(どんどん事例が出てくる)

まとめ。海外に行く際、これだけは守ろう

  • 荷物から目を離さない、特にスマホやカメラに注意

特に人が多いところは危険です。

  • 近付いてきたり、話しかけてきた人は警戒する。

悲しいですがそうするしかありません。道を教えてくれようとする親切な人もいますが、みんながそうだとは限りません。

  • カバンは閉める。

私も気をつけます。

  • 治安が良いと聞いていても油断しない

「治安が良い」と言うのは「夜襲われずに出歩ける」という意味であって「スリがいない」という意味ではないことが多い気がします。

みんなで気を付けましょう。実際現地の人や海外生活が長い人も取られてるので、油断できません。

関係ないけど明日はブレーメンへ行きます。楽しみだな~(フラグ立ててみる)