センター試験、英語ができないならドイツ語にすればいいじゃない?
受験英語が苦手な方におすすめなのが他の言語での受験です。
なぜかというと英語と比較して簡単だからです。
公開されている問題を元に2018年度センター試験ドイツ語を解いてみたので、今回はセンター試験ドイツ語と英語を比較して書いていこうと思います。
私のセンター試験結果。現役(英語)とドイツ語の比較
現役で受けたセンター試験英語の成績
筆記が170/200点、リスニングが32/50点だったので得点率は約8割でした。
英語は当時からあまり得意な教科ではなく、一応勉強はしていたのですが模試を含めて9割を超えることはなかったと思います。
特にリスニングには毎回足を引っ張られていた記憶があります。
英文が流れるとなぜだか眠くなるんですよね……。
また、これは制限時間80分いっぱい使っての結果です。
ドイツ語センター試験2018
ドイツに数年いるので当然と言えば当然ですが満点でした。(5問くらいは迷う問題もありましたが、私は勘がいいので正解しました。笑)
また、解き終わって見直しもしてタイマーを止めたら後35分残っていたので、80分中45分で解き終わったことになります。
ドイツに渡って1年半くらい経った頃(つまりドイツ語を始めて1年半ほど)にもセンター試験ドイツ語を解いてみたのですが、確か200点中193点でした。
センター試験ドイツ語選択の勧め
ドイツに数年いる私のテスト結果と高校生の頃の私の英語の成績を比べるのは少し不公平な気もするかもしれません。
しかしドイツ語の文法なんかは最近かなり忘れてきていますし、ドイツ語に焦点を当てた勉強はここ1年以上全くやっていません。
大学に行っているので語彙力という点では恐らく1年前より向上していますが、大学で身に着くような語彙はセンター試験のドイツ語には関係のないものです。
一方現役の頃の英語力は、今の私のドイツ語ほどできたかと言われると微妙なところですが、センター試験において一番重要なリーディングの能力は同じぐらいだったのでは、と思います。
毎週のように模試があったり放課後の特別授業で過去問を解かされたりしていたので、今よりかなり試験慣れしていたと思いますし、文法や単語なんかもそこそこ覚えていたと思います。
ドイツ語の問題は英語と比較して簡単
ドイツ語の問題を見てもらえば分かりますが、長文問題がほとんどありません。
あるにはあるのですが、短いし引っ掛け問題もないしかなり簡単です。
英語と比べても必要な語彙数がかなり少ないように感じました。
また、ドイツ語の発音はほぼ見たまま読むだけだし(eiと書いてアイと読む、とかZはTs..の発音になるとか多少のルールはある)、アクセントの位置も簡単だし(基本的に単語の一番最初の母音)、英語で点数を落としがちなアクセント・発音問題がとにかく簡単です。
さらにリスニングがありません。
睡魔との戦いになりがちなリスニングを避けられるのは大きな利点と言えるでしょう。
センター試験ドイツ語のレベル
ヨーロッパで共通に使われている言語のレベルCEFRで言うならばB1かB2と言ったところでしょうか。
センター英語は私の記憶の中で難化してる可能性がありますが、少なくともC1レベルはあったと思います。
比較する必要がないくらいドイツ語の試験の方が簡単です。
(一応Wikiを参考にCEFRとTOEICの換算表を貼っておきます。L = Listening, R = Reading)
英語以外の言語での受験
受験で点数が取りやすいということ以外にも利点があります。
まず、英語以外ができたら大学に入ってからも第二外国語の勉強が楽になります。
また、何か論文などを探す際に「英語」「日本語」「ドイツ語」の三か国語で探すことができるというメリットもあります。
言語の習得にはある程度時間が掛かるので、高3になってから急いで始めることはお勧めしませんが、中学や高2くらいからなら試す価値は大いにあります。